今回訪問したのは、神奈川県鎌倉市極楽寺エリアにある「成就院(じょうじゅいん)」と「極楽寺(ごくらくじ)」です。
どちらもアジサイや季節の花が有名です。
鎌倉は花が見られるスポットがたくさんありますね。
あ、前回も書きましたが見てくれる人が増えているみたいですね。
どうもありがとうございます。有難いことです。
お寺の基本情報や関連スポットのリンクはページ下部↓↓↓に置いておきますね!!!
それでは早速、画像と一緒にご覧くださいませ。
極楽寺坂から向かう!鎌倉「成就院」!!!
ここは以前の記事「権五郎力餅家(ごんごろうちからもち)」→江ノ電撮影スポット「御霊神社」と権五郎力餅
鎌倉「御霊神社(みたまじんじゃ)」の近くにあります。
今回は、この画像の左側に見える道から極楽寺方面へ向かいました。
ちょっと見にくいですが、この道を真っ直ぐ行けば「成就院」と「極楽寺」に10分ほどでたどり着きます。
電車でアクセスされる方は江ノ電「極楽寺駅」で下車、徒歩5~10分ほどです。
「鎌倉十井(かまくらじっせい)」の一つ「星の井(ほしのい)」です。
昔の鎌倉は川などが流れ水源は豊富にあるにもかかわらず、泥などが混じっていて汲み上げたときの水質が悪かったそうです。
その中でも水質がとてもよかった井戸を「鎌倉十井」と呼んでいたそうです。
そのひとつがこの「星の井」です。
なんと!この屋根が自動で開くようになっているんです!!!
嘘です!!!や~ね~なんちゃって( ^ω^)・・・
何故か一風変わった蓋がされている・・・
この井戸は昭和の初期頃まで旅人の喉をうるおす飲料水として販売されていたそうです。
そうとう水質が良かったんですね・・・今となってはこの状況です。
覗いてみたい・・・ちょっと動かそうとしてみましたがこの屋根上の蓋はビクともしませんでした。
この井戸は水質がキレイすぎて水面に星影が映るほどだったことから「星の井」と名付けられたそうです。
「虚空蔵堂」鎌倉13仏霊場13番札所
「星の井」のお隣には「明鏡山円満院(めいきょうざんえんまんいん)」があります。
このお寺には「虚空蔵堂(こくうぞうどう)」があります。
後ほどご紹介させていただく「成就院(じょうじゅいん)」が管理しています。
鎌倉13仏霊場13番札所でもあります。御朱印は「成就院」でしてくれるそうです。
正式には「明鏡山円満院星井寺(せいじょうじ)」と言います。
本尊は、虚空蔵菩薩で奈良時代の有名な高僧であった行基(ぎょうき)が
鎌倉時代には源頼朝(みなもとのよりとも)より秘仏とされ、公開されるのは35年に一度だけとされていたそうです。
現在は、1、5,9月の13日に開帳されているそうで、盛大な添え護摩供養が執り行われています。
平安時代に行基が記憶力増進をはかる「虚空蔵求聞持法(こくうじぞうぐもんじほう)」→真言(マントラ、呪文みたいなものを100万回唱える修行。)を修したときのことが次のような伝説として残されている。
井戸の中に三つの明星が輝き、夜も付近を照らした。この現象が七夜も続いたため、村人の力を借りて、井戸水を汲み出してみると黒く輝く石があった。
これを受けてこのお堂を建てたそうです。
この説明板にもお堂の由来がビッシリ書かれていました。
「南無虚空蔵菩薩(なむこくうぞうぼさつ)」の旗が旗めいていました。
鎌倉切通「極楽寺坂」
ここから「極楽寺坂」を上っていきます。
「極楽寺坂」は現在普通の道路として整備されています。
しかし、昔は「極楽寺坂切通(ごくらくじざかきりどおし)」と言って鎌倉七口(昔鎌倉へは7つしか入口がなかった。)の一つでした。
鎌倉七口の中では最も西南にあります。
鎌倉市の極楽寺方面から由比ヶ浜方面に抜ける道となっています。
そこまで急ではないですが、「成就院」へ向かう途中、車がビュンビュン行きかうのでご用心。
右側に見える階段が「成就院」への入り口です。
画像の極楽寺坂下から上ってきたのですが最初は気が付かず通り過ぎてしまいました・・・ご用心。
あじさい寺「成就院」
鎌倉「成就院」はあじさいで有名です。
湿気の多い鎌倉ならではの花ですね!!!
鎌倉「成就院」門の右にちょこっと見える緑色・・・お寺の一部が工事中でした。(2017年1月現在)
工事がなければ「成就院」の境内から湘南の海が一望できるようです。
また来てみよう。
「成就院」お手製の看板。
シンプルかつ美しい「成就院」の山門。
今回、お正月のせいか結構人がいました。
成就院の山号は「普明山(ふみょうさん、ふめいさん)」
お手水があります。
たまに神社なのかお寺なのかわからなくなりますね・・・
なんでお手水は龍が多いんでしょうか・・・誰か教えて。
成就院「本堂」
こちらが鎌倉「成就院」の本堂です。
本尊は「不動明王」「大日如来」
聖観世音菩薩(鎌倉33観音21番札所)
弘法大師座像
地蔵菩薩
が安置されて言います。
ただ南国感を醸し出す「ソテツ」が植わってるのが少し違和感・・・
みんな大好き「弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)」の像。
さきほどの「虚空蔵求聞持法」を日本で始めた元祖マスターですね。
アロエの花が咲いていました。初めて見たかも。
昔爺さんが庭で育てていたな・・・たまにむしって齧ってた。
他の鎌倉記事でもそうですが、花のお寺が多いにもかかわらず季節の関係上あんまり咲いていませんでした・・・
大昔「成就院」が建てられた時の五輪塔の一部。
お釈迦様の骨が埋めてあるのが五輪塔だということです。
文覚上人荒行像
鎌倉「成就院」に伝わる木像文覚上人は、「日本のロダン」と称された彫刻家 荻原碌山の作品に大きな影響を与えたそうです。
こちらの像はブロンズ製とのことです。
初めは三途の川で衣服を剥ぐ「奪衣婆」と勘違いしました・・・
河口慧海「釈迦菩行像」
鎌倉「成就院」の和尚さんはチベット仏教徒交友があるのでしょうか。
㊟河口慧海和尚(1866~1945)がチベットから持ち帰った釈迦菩行像レプリカとのことです。
聖徳太子1300年記念の木でできたお堂の模型です。
そういえば参道には「般若心経(はんにゃしんきょう)」の文字数と同じ262株のアジサイが植えられているそうな。
「子安地蔵・子生み石」
安産祈願の「子生地蔵菩薩(こうみじぞうぼさつ)」の「子生石(こうみいし)」。
子授け、安産、子育てにご利益があるらしい「子安地蔵菩薩」
二つの丸い子生み石は、その石をなでるとご利益がある霊石なんだとか。
お地蔵さんは本当に様々なバリエーションがありますね。
「お地蔵さん」は古くから民間信仰において「こどもを守る神様」として崇拝されてきたようです。
道端に多いのも親に代わって「こどもを見守って欲しい」という思いから建てられたのでしょうか・・・
あじさいが有名な鎌倉「成就院」の歴史
鎌倉にある七つの切通し、極楽寺坂切通の途中にあるお寺です。
空海が日本全国を渡り歩いていた時、100日に及ぶ修行であった虚空蔵求聞持法(お経を100万回唱える)を行った場所であると伝えられています。
1219年に鎌倉幕府三代執権の北条泰時(ほうじょうやすとき)がこの寺を創建し、北条家の繁栄安泰を祈ったそうです。
1333年に新田義貞(にったよしさだ)の鎌倉攻めで焼失したが、江戸時代に再建されました。
成就院の山号は普明山(ふめいさん)。
寺号は法立寺(ほうりゅうじ)。
本尊は不動明王(ふどうみょうおう)。
そんなこんなで「成就院」をあとにします。
湘南の海が見たかった・・・リベンジしに来よう。
鎌倉「成就院」基本情報、アクセス付きGoogleマップ
今回メインで見学した鎌倉「成就院」と「極楽寺」はのどかなゆったりとした空気感のある良い場所でした。
JR鎌倉駅近くと違ってのんびりしていてます。
坂を登るのは骨が折れますが、空気もいいし振り返ると湘南の海も見えたりして面白かったです。
江ノ電「極楽寺駅」で下りるのも良いですが、それだと極楽寺だけで終わってしまいそう・・・
冒頭で紹介した江ノ電「長谷駅」近くの「力餅家」から歩いいていくと主要な関連スポットが見れておススメです。
軽い運動にもなるので、是非歩いて行ってみてくださいませ。
「成就院」近くの鎌倉スポットです↓↓↓
鎌倉「成就院」基本情報
住所 〒248-0023 鎌倉市極楽寺1-1-5
拝観時間 AM 8:00 開門 ~ PM 5:00 閉門
冬期 11月1日~2月28日 PM 4:30 閉門
なお、ご朱印は午前9時~お書きいたします。拝観料 志納
駐車場 なし
公衆トイレ なし(最寄り極楽寺駅トイレをご利用ください)
電話 0467-22-3401
FAX 0467-24-9579
E-Mail info@jojuin.com
交通アクセス 江ノ島電鉄「極楽寺駅」 徒歩5分ほど
駐車場 なし
鎌倉「極楽寺」基本情報
住所 〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺3-6-7
TEL 0467-22-3402
定休日 無休
拝観時間 9:00~16:30
※宝物館は4月25日~5月25日、10月25日~11月25日の火・木・土・日の10:00~16:00のみ開館。雨天休館。拝観料 無料 (宝物館は300円)
交通アクセス 江ノ島電鉄「極楽寺駅」下車 徒歩3分ほど
駐車場 なし
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