鎌倉はお好きですか?
今回は神奈川県鎌倉市にある「御霊神社(ごりょうじんじゃ)」と近くの「力餅家(ちからもちや)」をご紹介します。
「御霊神社」と「力餅家」の基本情報とアクセス付きGoogleマップは、ページ下部↓↓↓に置いておきますね!!!
それでは早速画像と一緒に紹介していきますね。
鎌倉「御霊神社」へアクセス
鎌倉「御霊神社(ごりょうじんじゃ)」は鎌倉駅から江ノ電「長谷駅」から歩いて5~10分くらいのところにあります。別名「権五郎神社」とも呼ばれています。
有名な「長谷寺」のすぐ近くです。
写真だと見えにくいですが、長谷寺の崖下を眺めながら「御霊神社」へ向かいます。
今回は年明けの正月でしたが、「鶴岡八幡宮」や「長谷寺」などの有名な鎌倉スポット以外は程よい人の多さでした。
「御霊小路(ごりょうこみち)」だそうです。
鎌倉「御霊神社」は地元では別名「権五郎神社(ごんごろうじんじゃ)」としても知られています。
この近くには「権五郎神社」にあやかった「力餅屋」があります。
下部に写真を載せておくので見てみて下さい。
美味しいですよ!!!
「御霊神社」の鳥居が見えてきました。
あとで気が付いたのですが、正面の入り口ではなかったようです。
旅した神社では何故か横から入ることが多い気がします・・・
御霊神社「本殿」と鎌倉権五郎景政
お正月なので提灯など装飾が施されています。
運よく人が並んでいませんでした。
この後混んでまいりました。
「弓立の松」
「弓立ての松」その昔、神社の別名にもなっている「鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)」が弓を立てかけたと伝えられる松の切り株です。
写真を後から見たら後光がさしてました。
御霊神社「夫婦銀杏」
「夫婦銀杏(めおといちょう)」二股に分かれている大きなイチョウです。
目の前で見ると結構な迫力があります!!!
御霊神社の「夫婦銀杏」
樹齢400年
社殿に向かって、左が雄、右が雌 雄雌そろってそびえたち毎年多くの銀杏の実を結ぶことから夫婦円満、家内安全子宝安産のシンボルとされている。
御霊神社設置の説明板より
「手玉石」と「袂石」
「袂石(たもといし)」と「手玉石(てだまいし)」です。
先の鎌倉権五郎景政が手玉に取って懐に入れたらしいです。
右が袂石で60キログラム。左が手玉石で100キロを超えるそうです。
手玉石(二十八貫)袂石(十六貫)
御祭神景正公が手玉に取り、袂に入れたと伝えられる。公の人知を超える霊才を示す重量の石。石は神霊を耶蘇巣神の依代と考えられている。
御霊神社設置の説明板より
60キロと100キロを軽々と持ち上げるなんて・・・
というかなぜ懐に入れる必要があったのか・・・
祖霊社
「祖霊社(それいしゃ)」
神社の中にある祖先の霊を祀る施設だそうです。
光が差していて写真が鮮やかです。
鎌倉に行くときは何故か曇りが多かったのでうれしいですね。
「祖霊社」の表札。
日露、日清戦争と第二次世界大戦の戦没者を祀っているそうです。
戦争は絶対嫌ですね・・・全然祀られたくないです。
海神を祀る「石上神社」
「石上神社(いしがみじんじゃ)」は境内にある神社の末社。
神社って結構境内に色んな社がありますよね。
石上神社
昔、御霊神社の前浜にあった巨石に多くの船が座礁し多数の人命が奪われた。海神の怒りと悟った村人はこれをひきあげその上部を祀って石上神社と称した。海上安全豊漁の守護神として今も厚く信仰されている。七月海の日の例祭には珍しい「御供流し」神事が前浜海上で行われる。
御霊神社設置の説明板より
金毘羅社
「金毘羅社(こんぴらしゃ)」
香川県にある金刀比羅宮を総本宮とする神社です。
各地に分社として存在するようです。
「大物主(おおものぬし)」が主祭神です。
お酒や豊穣をつかさどる恵みの神様です。
金毘羅社
海上安全の守護神、讃岐(香川県)の金毘羅宮の分霊を祀る。
祭神「大物主神」は「大国主命」の和魂(にぎみたま)讃岐の象頭山にまつられた。
仏教の守護神がのちに地主神と合体した。農業商業の神としても信仰を集める。
御霊神社設置の説明板より
地神社
「地神社(ぢじんじゃ)」
しらべてもイマイチ何の神様か詳しく分かりまんでした。
他の同名の神社では山林安全、五穀成就を祈願したということが書かれていました。
地神社
大地を主宰し生産をつかさどる大地主神を祀る。
半農半漁で栄えた当坂ノ下の農業の守護神開墾開拓の守護神。
御霊神社設置の説明板より
と思ったら写真の表札に説明が・・・「大国主(おおくにぬし)」を祀っているそうです。
天皇皇族系の神様ではなく自然の神様ですね。
島根県の「出雲大社(いずもたいしゃ)」などで有名な神様ですね。
御霊神社の「庚申塔」
「庚申塔(こうしんとう)」
人間の体の中にいるらしい三尸虫(さんしちゅう)が庚申の日の夜の就寝中に天帝(神様みたいな)にその宿り主の悪さを知らせに行くとのこと。
それを避けるために(かくしてるだけでは・・・)庚申の日の夜は夜通し眠らずに天帝を祀り、行や宴会をしたりする風習のことです・・・ちょっとお茶目な感じですね・・・子供みたいだ。
これを何年も続けた記念として建てられることが多いそうです。
御霊神社坂ノ下「庚申塔」
庚申神幸は、平安時代に中国から入り江戸時代に庶民の間に広まった。
人間の体の中にいる「三戸(さんし)」という虫が庚申の日の夜、人の体を抜け出し天帝にその人の悪行を告げに行くというもの。
坂ノ下にも昭和三十年頃まで庚申講があり、庚申の夜村人は眠らずに飲食談笑し夜を明かした。
十二基の庚申塔は村の辻々にあったものを近年神社境内に改祀したもの。そのうち三猿が躍る珍しい庚申塔他一基が鎌倉市指定民族文化財。
御霊神社設置の説明板より
「御霊神社」はやたら説明板が設置されていて親切です。
知らなくても興味をもってお参りできますね。
御霊神社「山車庫」
写真では反射して見えないのですが、山車(だし)や神輿(みこし)が納められています。
重要文化財なのだそうです。
きっと立派な神輿なのでしょう。
鎌倉七福神「福禄寿」
鎌倉七福神「福禄寿」のお堂まで完備してあります。鎌倉七福神巡りで訪れる方もいらっしゃるようですね!
鎌倉「御霊神社」は本殿以外にたくさんあり過ぎてメインが良く分からなくなりそうです。
ちなみに「七福神」は見学料100円だそうです。
本殿は無料なんですが・・・
「江ノ電」撮影スポット!!!
あ!江ノ電だ!!!
思わず電車マニアのごとく撮りまくりました。
なんとか収められました。
カッコいいですね。
鎌倉「御霊神社」の前を江ノ電が通っているんです。
危ないとか言って高架や地下に走らせずこのまま運営して欲しいですね。
素敵な景色です。
反対からも列車が来ました。運がいいわい。
後光まで差してら。
ちかっ!!!迫力ですね。
こういう方が逆に事故とか起きなさそうですね。
鎌倉権五郎景政と「御霊神社」の歴史
「御霊神社(ごりょうじんじゃ)」は神奈川県鎌倉市長谷にある神社です。
別名を「権五郎神社(ごんごろうじんじゃ)」と言います。鎌倉市には他に二つの同名神社があるようです。
建てられた年代は資料もなく分からないそうです。
名前の由来となった鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)の鎌倉氏が御霊信仰思想をもっていたそうです。
その鎌倉氏の発展の歴史から、平安時代後期ころに建てられたのではないかという事です。
神社の発端は関東にあった平氏五家のはじまりであった鎌倉氏、長尾氏、村岡氏、梶原氏、大庭氏五つの氏の霊を祀った神社であったとされています。
五霊という読みから徐々に変化し御霊神社と通称されるようになったみたいです。
やがて鎌倉権五郎景政の一柱のみが祭神となり、その名から「権五郎神社」と呼ぶようになりました。
鎌倉権五郎景政は、平安時代後期に活躍した武将で、先程書いた5氏と鎌倉武士団を形成し現在の湘南地方で発展していった。
鎌倉景政はその武を奮い、16歳の時、源義家(みなもとのよしえいえ)に従い後三年の役(1083年~1087年)に従軍して活躍した。
この時左目の矢が刺さってしまい。引き抜こうとした部下が、中々抜けないので顔に足をかけたところ激怒されたという話が言い伝えられています。
「権五郎力餅」~行列の出来るおもち屋さん~
鎌倉「御霊神社」を後にしつつ記事の最初で言っていた「権五郎力餅屋」へレッツゴー。
「権五郎力餅」テレビで紹介されてりもしているのでご存知の方も多いのではないでしょうか???
お正月というのも手伝ってか、お客さんが大勢いました。
権五郎がいたんだと主張する石碑。
「権五郎力餅」10個入り670円をゲット。
こちらは生餅バージョンです。本日中に召し上がれだそうです。
日持ちした方が良い場合は「求肥(ぎゅうひ)」ばーじょんもあります。
そちらは900円とちょっと割高でした。
似たものとしては三重県の「伊勢神宮(いせじんぐう)」で有名な「赤福」のお餅に似ていました。
あんこを使った餅なら似ていて当然ですが、こちらの「権五郎力餅」はより柔らかくて、あんこと一緒に口の中で溶けていく感じがとてもおいしかったです。
10個あっという間に食べてしまいました。また買いに来よう。
まとめ&基本情報
今回訪問したのはお正月でした。
鎌倉駅へ到着したときは居場所もないくらい混んでいたのですが、長谷方向へ向かうと徐々に人が減っていきました。
「長谷寺」や「高徳院大仏殿」は混んでいたのですが、運よく「御霊神社」その他訪問した場所はお正月にしては割と空いていました。
非常に運よくもみくちゃにされずに済みました。
これから鎌倉へ行ってみようという方は、超有名スポット以外を回ると快適かもしれません。
特に今回の神社は空気が澄んでいました。
鎌倉の寺社はどこも空気が循環していて良い感じなんですよね。本当に。
「御霊神社」周辺の鎌倉スポットです↓↓↓
「御霊神社」基本情報
住所 鎌倉市坂ノ下3-17
交通 江ノ電 長谷駅 徒歩約5分
駐車場 なし
電話 0467-22-3251
拝観料 なし
拝観時間 なし
主祭神 関東平氏五家、鎌倉権五郎景政
「力餅家」基本情報
住所 〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下18-18
電話番号 0467-22-0513
交通情報
江ノ島電鉄線「長谷駅」下車 徒歩10分ほど
営業時間 9:00~18:00
定休日 毎週水曜日、第3火曜日
コメント