「瑞泉寺」の鎌倉時代から残る唯一の夢想疎石「庭園」はとても美しかった!
今回アクセスしたのは、神奈川県鎌倉市にある「瑞泉寺(ずいせんじ)」です。
鎌倉の山間にある梅と庭園の素晴らしい場所でした!
鎌倉「瑞泉寺」へのアクセス!!!
「瑞泉寺」へアクセスして行きましょう!!!
ここは「鎌倉宮」です。
ここまでのアクセスは↑↑↑の記事が分かりやすいかと思います。参考にしてくださいませ。
バスでアクセスする場合は、鎌倉駅東口から京急バス[鎌20・4番]大塔宮行き、バス停 大塔宮(鎌倉宮)下車です。
「瑞泉寺」へは鎌倉宮までバスでアクセスして、後は歩きで10~15分くらいですね。
「鎌倉宮」の鳥居まで来たら右へ曲がっていきましょう!
ここから「瑞泉寺」へのアクセスは真っ直ぐ道なりに行きます。
結構車が猛スピードで来るので気を付けて!
道なりにアクセスして行くと分かれ道があります。
「瑞泉寺」へはここを車が見える右方向へ進みます。
あ、猫がいました!
鎌倉では結構ネコを見かけますね
「もみじや」「瑞泉寺」周辺唯一の食事処!
「瑞泉寺」へのアクセス途中にある「もみじや」さん。
関西から移住されて来た店主さんが経営しているそうです。
灯りがいい感じ。
「瑞泉寺」へのアクセス途中では貴重な食事処です。
かなり手書き感のある。
「もみじや」を過ぎると「瑞泉寺」の山門が見えてきましたよ!
ここは車一台やっと通れる感じなんですがビュンビュン車が来ます。
お気をつけて!
「錦屏山瑞泉寺(きんぺいさんずいせんじ)」
中々に渋い瑞泉寺の山門です。
間違いなく「瑞泉寺」ですが、入口はもうちょっと先にあります。
ここが受付です。「瑞泉寺」へのアクセス完了です。
拝観料は200円。
「梅園」と「石段」
私が訪れたときは、おじさまが居眠りしていました。
そんなところもゆったりしていて良いですね(笑)
「瑞泉寺」の見どころである、夢窓疎石の庭園などはここから山を少し登ったところにあります。
このあたりは「梅園」が美しいです。
天気にも恵まれ良い写り具合。
これは個人的に結構気に入っている一枚です。
ちょっとだけ眩しいかな。
「名勝 瑞泉寺庭園」「史跡 瑞泉寺境内」
鎌倉時代の有名な僧侶の「夢窓疎石(むそうそせき)」の道場があったようです。
「瑞泉寺」境内へ向かう石段が良い感じ。
下から撮ったり、上から撮ったりインスタ映えしそう。
赤い手袋が写りこんでしまった。
鎌倉公方(鎌倉府の長)の菩提寺として、鎌倉五山に次ぐ関東十刹に列せられた格式ある寺院です。
山号の錦屏山(きんぺいざん)は、寺を囲む山々の紅葉が錦の屏風のように美しいことから付けられたと言われています。
また境内は、四季を通して様々な花を楽しむことができます。
開山の夢想国師(むそうこくし)は、後醍醐天皇や足利尊氏(あしかがたかうじ)も深く帰依し、鎌倉~南北朝期に禅宗で重きをなした僧です。
作庭にも才を発揮し、昭和四十五年に発掘、復元された仏殿背後の庭園は国司の作として、国の名勝に指定されています。
鎌倉市設置の説明板より
階段を上り振り返るとなかなか見ごたえがあります!
「瑞泉寺」境内の見どころ
はぁはぁ・・・
ようやくたどり着いた瑞泉寺「総門」
「総門」の近くには「松陰吉田先生留跡碑」
松陰吉田・・・外人か!?心の中で突っ込むのみ。
高杉晋作とかを指導した松下村塾の「吉田松陰」ですね。
ちょろちょろ。
やたら石碑や看板が多いな。
「死をいとひ 生をもいつそれ 人間のゆれ定まらぬ こころ知るのみ 秀夫」
吉野秀雄(よしのひでお)歌人、高崎生まれ。1903年生~1967年没
草餅の 柔らかければ 母恋し
やたら歌が詠まれている「瑞泉寺」
現住職さんも歌人だそうです。
総門から写す境内。
門の影から写すのが好きですね。
境内から庭園をパシャリ。
このあたりの庭園は昭和45年に埋もれていたものを発掘したそうです。
境内の建物も良い感じ。
別アングルでパシャッと。
建物の向こう側にはなにやら庭園っぽいものがあるけれど・・・立ち入り禁止です。
こちらは瑞泉寺の玄関。
ここから先はまたもや立ち入り禁止。
角度によってさまざまな景色が見られる庭園です。
「鎌倉天然記念物 冬桜」
訪問時はまだ咲いていませんでした。
キラーンと光るこの感じ。
光を入れるのと入れないのでこんなに移り具合に差が出るんですね。
相変わらず「鐘楼(しょうろう)」は撮るのが難しい。
「男の顔は履歴書である」んだそうです・・・
なんかすいません・・・
「錦屏晩鐘(きんぺいばんしょう)」
瑞泉寺はやたら石碑があるな。
日差しと石のコラボレーションが美しい。
おやすみなさい。
「安国利生塔(あんこくりじょうとう?)」
こちらが「瑞泉寺」の「本堂」です。
渋い感じでかっこいい!
「瑞泉寺」の歴史と仏像たち
ズン!!!って感じですね。
瑞泉寺の歴史
鎌倉幕府に仕えていた二階堂道蘊(にかいどうどううん)が1327年、夢窓疎石(むそうそせき)を招き建立した寺院です。
建設当初は「瑞泉院」と号したそうです。
室町幕府初代将軍である「足利尊氏」の四男で、初代鎌倉公方の「足利基氏」は夢窓疎石に師事し瑞泉院を中興し、寺号を瑞泉寺と改めました。
それ以降瑞泉寺は、鎌倉公方足利家の菩提寺となってきました。
鎌倉五山に次ぐ十刹(じっせつ)の筆頭格となり、夢窓派の拠点として重きをなしたが、公方家4代足利持氏(あしかがもちうじ)による永享の乱で衰亡してしまいました。
瑞泉寺は文学も盛んでありました。
鎌倉時代には五山文学の中心となり、近代では徳川光圀(とくがわみつくに、水戸黄門。)が鎌倉旅行を『新編鎌倉志』として編纂をさせたそうです。
現在の住職は歌人の大下一真さんです。
右 御開山夢窓国師像(ごかいざんむそうこくしぞう)
中央 御本尊釈迦如来(ごほんぞんしゃかにょらいぞう)
左 千手観音(せんじゅかんのん)
瑞泉寺の本堂内部です。
「御本尊釈迦如来(ごほんぞんしゃかにょらいぞう)」
「千手観音(せんじゅかんのん)」
「御開山夢窓国師像(ごかいざんむそうこくしぞう)」
こちらは瑞泉寺の「地蔵堂」です。
大黒様かな?
ちょっと「人形焼」っぽいですね・・・
布袋様ですね。
瑞泉寺境内にある、こちらのお地蔵さまは「どこも苦地蔵(どこもくじぞう)」とよばれているそうです。
昔このお堂が別の場所にあったときに、地蔵堂を管理している者が貧しさにその地から逃げようとしたところ
「どこも苦、どこも苦。」と地蔵が言ったという伝説からそう呼ばれているそうです。
しかし、シュールな名前ですね・・・
開け放しなので、少し荒れているような・・・
境内はかなり美しいのですが、あちこちに記念碑みたいのが多すぎる気もします・・・(笑)
「記念植樹 深草の少将」だそうです。
椿かな?色が鮮やかです。
「天女洞」夢窓疎石の石庭は必見!!!
こちらが有名な「瑞泉寺」夢窓疎石の石庭です。
岩肌をそのまま生かした石庭ですね。
橋が架かっている。
ていうか岩肌をそのまま利用しているから、険しくてたくましい印象です!
こちらは「天女洞(てんにょどう)」だそうです。
「夢窓疎石」作の石庭内部は立ち入り禁止なので、全体をうまく撮影するのが困難でした。
難しいけど面白い。
水面に綺麗に岩肌が写っていますね。
岩肌をロッククライミングしたい・・・
瑞泉寺「夢窓疎石」の石庭を堪能し立ち去り際に境内の庭園をパシャリ!
あ、なんでしたっけ・・・名前を聞いて忘れてもうた・・・
可憐です。
黄色が美しかった!
帰りの石段です。
夜来たらちょっと怖そうですね~
少し日が暮れてきました。
「瑞泉寺」は山間にあるお寺なので、少し早めの時間に行くと明るくて見学するのも楽しいと思います。
夕方だと大分暗くなっちゃうかもしれません。
昔はこの辺りまで「瑞泉寺」の境内があったのでしょうか・・・
これから桜も綺麗だし、紅葉も良さそうまた来たいな。
鎌倉「瑞泉寺」基本情報とアクセス付きGoogleマップ
鎌倉の山間にある「瑞泉寺」は少し遠めなので訪問するのは初めてでした。
広い境内に、梅園や鎌倉時代から唯一現存する「夢窓疎石」の庭園や石庭が見ごたえあります。
鎌倉の山々の自然と一体化しているので空気も良いし、「瑞泉寺」は最高のパワースポットだと思いました!
季節によっていろいろな花が楽しめる「花寺」でもあるようなので、また訪問してみようと思います!
「瑞泉寺」基本情報
住所 〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂710
電話 0467-22-1191
拝観時間 9時~17時(通年)
拝観料 大人200円 小中学生100円 障害者無料
アクセス 鎌倉駅から京急バス。[鎌20・4番]大塔宮行き 大塔宮下車 徒歩10分
↓↓↓Googleマップのその他のオプションをクリックすると、ご自身のスマフォ、PCからグーグルマップのナビが使えますよ!!!
(徒歩に設定してありますが、車や自転車で良く設定にも変更できます。)
「瑞泉寺」ホームページ、アクセス地図
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