今回訪れたのは「常盤邸跡」です。
有名な「鶴岡八幡宮」から南西2キロほどの場所にあり鎌倉駅西口から歩いて10分程です。
鎌倉幕府第2代執権「北条義時」の五男で、第7代執権を務めた「北条政村」の居館跡とされています。(政村の甥「北条義政」の居館跡ともされる)
大仏切通(史跡)の北方台地を「常盤」と呼び、鎌倉時代に北条氏の権力者が所領としていたとみられています。
現代でも谷戸の自然が残されており、水田や畑が多い地域にもなっています。
「吾妻鏡」などの史書に「常盤」「常葉」などの地名が書かれており、この「常盤邸跡」一帯を指すのだとされています。
「常磐亭跡」には、丘の上に「タチンダイ」と呼ばれる史跡の広場がありますが、草刈りなどが行われていない時期に行くとかなり生い茂っており、「マムシ注意!」などの看板も設置されていました・・・コワい( ;∀;)
「吾妻鏡」には、建物の立派な様子や、「常盤亭」で開かれた歌会などの様子が描かれており、周辺の発掘調査では礎石を伴う建物跡や、文具や遊具などの遺物が出土しています。
鎌倉七口の切通し近くには北条氏の有力者が居館を構えていることが多く見られ、鎌倉防衛の拠点でもあったと考えられています。
鎌倉の歴史を感じたい方には、おススメです。
個人的には、城跡や~跡という場所は建物がない故に想像力が膨らむので好きなのですが友人達には中々理解されないマニアックな趣味とされています・・・( ;∀;)
「常盤亭跡」から、 「銭洗弁天」 や「佐助稲荷神社」、「源氏山公園」などが近いので一緒に観光して回るのがオススメです!
住所 | 〒248-0022 神奈川県鎌倉市常盤924-1 |
拝観料 | なし |
拝観時間 | 24時間 |
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