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「刃稲荷」~刀匠政宗の屋敷に祀られていたとされる~

今回訪れたのは「刃稲荷(やいばいなり)」です。

刀匠正宗は、「五郎入道正宗」「岡崎正宗」とも呼ばれ、鎌倉時代に活動したとされています。

鎌倉幕府の第5代執権「北条時頼」は京都などから腕利きの刀匠を鎌倉に招いたとされていますが、鎌倉などをはじめとする相州鍛冶の祖とされているのは、正宗の師匠とされている「新藤五国光」と言われています。

鎌倉時代~室町時代に鎌倉に住み刀鍛冶をしていた政宗がその屋敷に 「刃稲荷」を建立したと伝えられています。

「刃稲荷」の御神体として正宗の刀が収められていたとされますが、現在は奉納されておらず盗難されたとも言います。

正宗の屋敷は、寿福寺の前の勝の橋から南に二町(150メートルともいう)のところにあったのだとか・・・

「刃稲荷」周辺は住宅街になっています。すぐ近くには岩盤をくり抜いた洞門があり「寿福寺」の境内や 「源氏山」 に登ることができます!

寿福寺の洞門
「寿福寺」境内の洞門

近所にお住まいらしい素敵な叔父様が、「こっから源氏山公園に出られるよー!」と声を掛けてくれました。

私が鎌倉を徘徊しているときに地元の方と雑談することがよくあるのですが、鎌倉に住んでいる方々は地元を愛してるな~と感じることが多いです。

近隣には「正宗の井」と言われている井戸があり。、「本覚寺」には正宗の墓が現存しています。(正宗の井は現在私邸の敷地内にあるそうです。)

刀剣ファンの方は、「葛原岡神社」にも政宗ゆかりの神社がありますので一緒に見学してみてはいかがでしょうか???

「刃稲荷」周辺の史跡スポットです↓↓↓

住所〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目13
拝観時間なし
拝観料なし
駐車場なし
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